ダイヤモンドメディア株式会社 ダイヤモンドメディア株式会社

CULTURE文化・制度

代表インタビューSTORY

vol.02

組織運営とビジネスモデルは両輪である

不動産業界向けのサービスに特化した理由

vol.02

「何でもやります」というスタンスでウェブの制作から始め、運用も担うように

前回のお話では、創業時は事業の内容にこだわりがなかったようですが、どういう経緯で不動産業界のビジネスにたどり着いたのでしょうか?

武井 ダイヤモンドメディアを2007年に創業してからしばらくの時間が経ちました。会社を続けていく中で、自分たちの能力に応じてビジネスモデル自体を意識的に、かつ継続的に変えてきました。

最初の2年ほどは自分たちができることも少なかったので、「何でもやります」というスタンスでウェブのデザインと制作を中心に仕事を受けていました。そこから少しずつお客さんが増えていくにつれ、もっと色々なご要望に応えたいと思うようになり、ウェブマーケティングの研究を始めたんです。例えばリスティング広告の運用代行やSEO対策、運用のコンサルティングなど、作った後のところもサービス化していきました。それによってお客さんの幅が少し広がり、会社の規模もその頃に10人ほどになりました。

個人事業主の集合体から協働する組織への変わり目でぶつかった壁

武井 10人を超えると少し組織らしくなってきて。それまでは個人事業主の集まりみたいな仕事の仕方だったのが、分業が進んできました。そうなると1人では仕事が完結しないし、働いている人の能力の差も出てくるんですね。それまでのビジネスモデルは、個人の能力に大きく依存していたので、それじゃあ会社が回らない、という状況になったんです。

その当時から、自分の給料は自分で決めるとか、情報を全部オープンにするといったやり方を、かなり時間をかけてやってはいたんです。でも、いくら話し合ったり組織づくりの面で新しいしくみを導入してみたりしても、解決できないものがいっぱい残ってしまった。「これは組織的な問題というよりは、ビジネスモデルの問題なんじゃないか」というところに行き着きました。

会社って、言い方を変えれば「仕事をする経済団体」ですよね。だからビジネスモデルと組織づくりはセットでやらないといけないというのは、今考えれば当然のことでした。

個々人の価値ではなく、ビジネスモデルで勝負することを選んだ

武井 創業して5年目くらいにそのことに気付き、出てきた選択肢としては「少数精鋭を追求した小さくても強い組織」か、「強いビジネスモデルを作って広く価値を提供していく組織」のどちらかでした。どちらが正解、というのはありませんが、うちは後者を取りました。自分たちがやりたいことや持っている価値を、より幅広いお客さんに提供したいと思ったからです。

じゃあどうやって事業をつくっていくかということで、まずはマーケットを絞ることを考えました。「なんでもかんでもできます」というのではいけないなと。自分たちの得意なものや知識、技術を一点に集中させ、価値を濃くしていこうと絞った先が、たまたま不動産業界だった。今、不動産業界でビジネスをやっている理由は、ただそれだけなんです。

不動産業界に特化したWebマーケティングソリューション
「ダイヤモンドテール」の立ち上げ

武井 写真

武井 まず、「ダイヤモンドテール」というサービスを2年くらいかけて作りました。このサービスは一言で言うと「不動産会社のウェブ集客とマーケティングを支援するホームページパッケージサービス」です。最初に提供した2、3社がものすごい成果を上げたので、このモデルは価値がある、どのお客様にも等しく提供できるだろうということで、ビジネスモデル化を進めてきました。

ありがたいことに導入実績は累計で200社を超えるまでになり、今では東急住宅リース様とか、過去には長谷工アイネット様、ミサワホームグループのMISAWA-MRD様、それからオープンハウス様、インベスターズクラウド様、福屋不動産販売様、ハウスコム様、タウンハウジング様といった、名だたる企業のウェブマーケティングのお手伝いをさせてもらうまでになりました。

お客様からは、どういった点が評価されたのでしょうか?

武井 不動産業界でも、単にホームページを作りますという、薄利多売なサービスを提供する会社はたくさんあるんです。でも、うちの会社みたいに難しい課題解決や、高度なマーケティングを組み込んだウェブ戦略を作れる会社はほとんどないので、そこに関しては業界内でかなりの知名度を得られたと思います。このサービスがきっかけで、不動産業界でのビジネス展開が加速しました。

※「ダイヤモンドテール」のサービス内容について、詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.diamondtail.jp/

今後も不動産業界に注力していくのでしょうか?

武井 やっぱり根底にあるのは、「会社として関わる全てに対して貢献したい」ということで、自分たちが今、その思いを最も強く表現できるのが不動産業界だとは思っています。

さらに、不動産の領域でやっていることは、会社の組織を整える取り組みと全く一緒だと思っています。情報の格差をなくすということが、組織全体を健全にしていくのと同じように、不動産業界全体も健全にしていくはずです。その一貫性があるから、自分たちのビジネスモデルは間違いがないと思えるし、こういう経営をしている我々だからこそ、業界内の他の会社が気付けないところに気付けるんじゃないかと思うんです。